おまとめローンって一体何?
おまとめローンとは
複数の借入を一つの借入先をまとめてしまうのが、おまとめローン(一本化ともいう)です。
借入先が複数ある状態だと、返済日も複数になっており返済管理が煩雑になったりしますので、その煩雑さの解消や金利
の安い会社にまとめることで返済額も少なくすることが出来るメリットがあります。
おまとめローンはどんな時に有効か
通常の金融会社からの借入が複数ある場合、かつ借入先が消費者金融やカード会社等で、比較的高めの金利で借入契約を
している場合、おまとめローンは非常に有効です。
借入先の一本化による返済計画のシンプル化、および返済額の低減が期待できます。
例えば、
消費者金融A 30万円 16.0%
消費者金融B 10万円 18.0%
消費者金融C 50万円 15.0%
カード会社A 20万円 18.0%
と、計4社から110万円を借りている場合。
年収が300万円だとすると、通常のカードローンでは新たな会社から110万円を借りて4社の返済しようと思っても
総量規制に抵触してしまうため、借入することができません。
※総量規制によって、年収300万円の人は借入の合計が年収の1/3である100万円までしか借り入れできなくなったため。
しかし、借換であれば、借り換えする条件が一方的に良くなる場合は総量規制の適用外となり
借り換えすることが可能となります。
しかも銀行Aから12%で110万円を借り入れできた場合は、返済計画だけでなくトータルの返済金額でも大幅に
お得になります。
【上記の借り換えの例だと】
消費者金融Aでの年間利息 30万円×16.0%=48,000円
消費者金融Bでの年間利息 10万円×18.0%=18,000円
消費者金融Cでの年間利息 50万円×15.0%=75,000円
カード会社Aでの年間利息 20万円×18.0%=36,000円 合計年間利息 177,000円
銀行Aで借り換えをした場合の年間利息 110万円×12.0%=132,000円
合計年間利息 132,000円
なんと、年間45000円も利息が少なくなります。
※借り入れしている金利や条件によって、必ずしもこのような結果になるわけではありません。
実際にシミュレートしてみて、どのくらいお得になるのか確認してからおまとめローンを活用してください。
普通のカードローンとの違いは?
消費者金融の提供するフリーローンやキャッシング会社の商品と「おまとめローン」は何が違うのか?
基本的には、大きな違いはありません。
ただし、あくまで「おまとめローン」として貸付を行うことが前提となっていますので、通常のカードローンの借入の
ように、借入したお金を自分で自由に引き出せたり、自分の指定口座に振り込まれたりという事ができず、借り手名義で
現在の借入先に振込が行われるといったケースが多くなっています。
また、条件が有利になる場合の借り換えの場合は、総量規制の対象外となるので、本来なら総量規制で借り入れできない
年収の1/3以上の借入もできます。